岩手県(お米の取り組み)

岩手県の代表的なお米は ひとめぼれ です。平成20年の出荷数量では66.2%です。
次に多いのがあきたこまちで、18.4%です。岩手県がひとめぼれに力を入れているのが、よくわかります。

岩手県とひとえに言いますが、上図の詳細な地図をみると5つの県境に分かれています。
県全体の7割が生産されているひとめぼれは、地図黄色の県南地区、北上川下流地帯で作られています。

さて、岩手県のこれまでのお米の取り組みですが、「いわて純情米産地体質強化推進協議会」が中心となり、数々の活動をされています。

「平成9~11年度」品質・食味ワンランクアップ運動
品質・食味分析機器やガイドブックでの生産指導、刈取り適期判定シートを使った指導を行った。

「平成12~15年度」いわて純情米レベルアップ運動
全運動の取り組みとともに、県内各産地の品種作付け状況の点検や指導などの強化、米トレーサビリティーシステムの導入による農家への支援、栽培履歴の記帳を徹底などしました。

「平成16~19年度」いわて純情米トップブランド運動
これまでの活動の一層の向上と、もち米・酒造好適米など多様なニーズに対応した米づくりの推進をしました。

「平成20~22年度」いわて純情米生産・販売戦略
米価格の下落、米の概算金の引き下げにより生産者の生産意欲低下がでたので、マーケティング戦略の強化を検討しました。
そして現在、いわて純情米スタンダード、純情手帳の記帳、特別栽培米や純情限定米の生産、県産米食味向上推進プロジェクトを設置、県オリジナル極良食味品種の開発などが行われています。


参考文献:財団法人 日本穀物検定協会 特Aへの道&米の消費拡大方策–