秋田でほとんど作付けされているお米は「あきたこまち」です。昭和59年に、母方「コシヒカリ」・父方「奥羽292号」とかけあわせた「あきた31号」が「あきたこまち」になります。当時では東北地方においてコシヒカリ級の良食味は不可能と考えられていましたが、「あきたこまち」の出現で東北地方でもできることを証明しました。
発売当初は新品種Ⅲ類の中で破格の60kg20,113円の高値で取引されました。これは今でも最高記録です。
あきたこまちが本格的に普及したのが1993年以降、米騒動があった年以降です。秋田県では誰でも安定した生産ができるよう、「あなたでもできるあきたこまちの生育・栄養診断法」を作成をしていました。 これにより、1993年の冷害で米不足に陥っても、秋田県1農家の平均収穫量が全国1位となり、「あきたこまち」の認知度がより上がりました。
参考文献:財団法人 日本穀物検定協会 特Aへの道&米の消費拡大方策
当店で扱っている秋田県あきたこまち(秋田農友会)
米ぬか発酵肥料の施用
精米工程で産出する米ぬかに酵母を加えて独自開発した米ぬか発酵肥料を継続して主体的に施用し、化学肥料の使用を減らすことにより、地力が豊かで健康な稲を育てることができます。
秋田県特別栽培農産物認証制度
毎日食べるお米なのでより安全なものを栽培するため、化学合成農薬と化学肥料の使用量を慣行基準の半分以下に減らした特別栽培に、会員全員が取り組んでいます。
ブランドの確立
独自の栽培要領に基づいて栽培した、秋田県大潟村産100%の「あきたこまち」を「農友こまち」と商標登録して、お客様の安心と信頼にお応えしています。
安全と信頼を高めるために
マジックソーターを順次導入・増設し、病害虫などの被害粒やガラスなどの無機物を除去した、高い品質基準の製品作りに努めています。
環境に優しく経済的な「無洗米」
とぎ汁を出さず水道水や手間をかけずにおいしく炊ける無洗米設備を、大潟村でも一番早く導入し、お客さまにも大変喜ばれています。
生鮮食品としての取り組み
お米も生鮮食品なので、低温倉庫で保管しご注文の都度精米をすると共に、夏季は真空包装をサービスしながら、より新鮮でおいしく食卓へお届けするように努めています。
エコファーマーとしての取り組み
これまで実地してきた農法をさらに前進させ、化学合成農薬の使用量をさらに低減化、農薬飛散防止や肥料の流亡を少なくするなど、環境への負荷を減らし、美しい国土の保全と消費者の健康を守るために、会員が一丸となって取り組みます。
社会参加
戦後見失われてきたご飯食の大切さと日本型食生活のすばらしさを見つめ直し、未来を担う子供たちが心身ともに健康に育つ為にも「食育」を応援し、生産者・地域・消費者一体となって取り組みます。